なるほど!耐震診断、改装・改築のギモンを一級建築士がお答えします(1)
- なるほど!耐震診断、改装・改築のギモンを一級建築士がお答えします(1)
- なるほど!耐震診断、改装・改築のギモンを一級建築士がお答えします(2)
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まずは、
今の建物がどの程度の耐震性なのか
知りましょう!
「今、地震が来たらこの家は本当に大丈夫?」という不安をお持ちの皆さまへ。
香川県の三豊市、観音寺市、丸亀市、琴平町、多度津町、まんのう町で
改築を考えている方に、地震時の家の安全性を確認するためのポイントです!
建物の強度は【評点】と呼ばれる数値で表すことができます。評点の基準と意味は、以下のように示されます。 ※もし震度6 強クラスの地震が来たとき
- 1.5 以上:倒壊しない
- 1.0 以上〜1.5 未満:一応倒壊しない
- 0.7 以上〜1.0 未満:倒壊する可能性がある
- 0.7 未満:倒壊する可能性が高い
たとえば、こんな疑問ありませんか?
Q,誰がどうやって診断して評点を付けるの?
A,設計士の資格を持っている人で、耐震診断資格者講習を受けた人が診断して評点を付けることが出来ます。
現地に行って、現状の構造の状態を図面化し、それにより構造計算を行い【評点】を出していきます。
Q,もし評点が低かったら?
A,評点が1.0より下であれば耐震改修をおすすめします。
昭和56年以前に建てられた「住宅」には、最大100万円の補助金が支給される事もあります。(注:市の予算が無くなった時点で補助金は無くなることに注意が必要です)
- 0.7から1.0の間の評点がでた場合、評価からすると震度0.6強クラスの地震が来たときは、 「倒壊するかもしれないが、倒壊・崩落によって中の人の命を脅かすことはないだろう。」といわれています。この点を考慮して判断して下さい。
- 三豊市の地震改修の補助金のなかに、評価が0.7以下の数値の建物を、評点1.0以上に上げる事が、技術的、金額的に厳しい場合において、評点を0.7以上にする為の補助金の制度(簡易耐震改修工事補助制度)もあります。
Q,こちらから「評点が○○点の家にして下さい!」って言える?
A,もちろん可能です。
「経費を出来るだけ押さえたいので、とにかく評点を1.0位にして」
「長く使いたいから、評点を1.5以上で出来るだけ丈夫にして」
「年を取ってから家が無くなるのは嫌だから、見栄えはどうでもいいからとにかく壊れない様にして」
など様々な要望に答えることが出来ます。
お客様の要望がない時は、現状を考慮しより、当方で安全でコストの掛からない補強法を考え出します。
Q,せっかく、補強するならもう少し使いやすい間取りに変えたい
A,もちろん、リフォームもお任せ下さい。
普通リフォーム店等でリホームされるときは、施工店は構造まで考慮したプランは出しません。でも家の将来を考えると、補強工事を伴うリフォームが当たり前ではないでしょうか。
今回全体的な耐震補強は考えてないけど、将来そのときの為に補強計画を立てておき、リフォーム部分だけでも、補強しておくことも可能です。
Q,古い家をリフォームするより、やっぱり新築の方がいいでしょう?
A,当社も年に数件ではありますが、住宅の新築工事を設計施工でおこなっております。
そういう意味では工事金額が高い上に施工が簡単な為に「新築の方がいいのでは。」という答えになると思います。
ただ昨今の建築費の高騰を考えると、自社の都合に合わせて新築を進めるのもどうかと思います。決められた予算の中で、お客様が満足する為に、お客様の立場になって考えなければならないと思います。だからここで、「リフォーム( リノベーション)の方がいい!」「新築の方がいいと!」断言はできません。でもリフォームも選択肢の一つだと断言できます!
Q,新築もリノベーションも金額は変わらないと聞いたけど…
A,例えば、昭和56 年以前に建てられた家(旧耐震の住宅)などは土で瓦を葺いている事が多く、どうしても屋根を軽くする為に屋根の葺き替えに関する工事が多く発生し費用がかさみます。また基礎の補強や柱と基礎の固定に関しても色々と対策が必要になる恐れがあります。
しかし昭和56 年以降に建てられた家(新耐震住宅)なら、構造に関しての改修にそれほどの費用は発生せずに必要に応じての補強と仕上材の取替えだけで、見違える様に家が変わっていきます。
又、普通の住宅であれば、木造軸組工法と言って梁の補強さえすれば、容易に柱を取り除くことも出来て大規模な間取りの変更も比較的簡単に行うことができます。また、予算に応じて、現状ではあまり必要としない部屋などは工事をせずに現状のままにしておけば、資金計画も楽になります。
何より、固定資産税が格段に減り、建物を維持していくうえでの費用がかなり抑える事が可能になります。もちろん、全て耐震診断により、今の建物の強度を数値として知った上で、専門的な構造変更計画が必要であり、それが出来る建設会社が設計・施工する事が前提になります。
改装・改築・立て替え、一級建築士がご相談に乗ります
知ってください、耐震診断の重要性
耐震診断ってほんとうに大切な事なんですね!
そうなんです。特に 「私の家は大丈夫かしら?」 と地震の不安が広がっている近頃において、まず現状の家の状況を知る。と言うことは全ての基本になります。 いま、「市役所等で昭和56 年度以前の耐震診断には、補助金9 万円が支給されます。」 と言われており、さもそれ以降に建てた建物はその必要がないと思ってしまいがちですが、それ以降に建てた人も現状の状態を数値として知っておくという意味で診断する事は重要な事だといえます。
当社においては、関係機関に提出する様な書式ではありませんが、リフォーム相談においでて頂いた方に、補助金無し用耐震診断をお安く(リフォーム内容に応じて0 円~約6 万円)提供しております。
本当にリノベーションで新築みたいになるの?
当社において新築とは、
- 新築とは、全て新しい材料を使って建物を建てる
- お客様の要望通りの耐震性能を持っている住宅
- 暑さ・寒さに対する十分な省エネ性能を持っている住宅
としております。
当社のリノベーションにおいては②と③に関しては同等の性能を持ち、新築並みの使い勝手の良さをもち外観につきましても、単なる塗り替えではなく、防火性能等の性能を有する外装とし、建築基準法に合った建物にし、対応年数も新築と同程度になる事を基本に設計をいたします。
本当にリノベーションで新築みたいになるの?
家の工事に関しては専門的な知識が必要です。
- 「床がベコベコするからこの家はもう駄目だ!」
- 「もう古いから修理しても無駄だ!」
- 「とにかく新築でないと不安だ!」
とか個人(素人)の感覚で今住んでいる家を評価してしまい、次のステップを計画している人が多いように思います。単なる思いつきで、住宅展示場・新築見学会に行って、担当営業の言葉によっていつの間にか新築で決断されている方をよく見ます。ハウスメーカー・住宅ビルダー様は、新築を建てたがっています。
もちろんそんな人達に相談しても答えは決まっています。「そりゃぁ新築ですよ!」すでに改築の契約をした後で、現状の家を拝見した時「その値段ならリフォーム(ノベーション)で考えておけばもっと違った家が出来たのに。」と感じることがよくあります。
新築を考えている方へ、決断する前にお話しませんか
物価上昇により住宅価格も高額になっている現状において、一旦冷静になって、新築だけではない本当に自分にとっての適切な住まい作りの相談に乗ってくれる人(専門家)と話をするのもいいのではないのでしょうか。
リフォーム・リノベーションを検討した後に 新築に決めるのも良い方法だと思います。ご相談はいつでもお受けいたします。お気軽にご連絡下さい。
もちろん相談だけで、他の工務店・ハウスメーカーに発注されても結構です。他社様のような執拗な営業はいたしません。
ついでに、新築住宅工事について疑問なところをお聞かせ下さい、施工側としてお答えいたします。(私的な見解ではありますが)
改装・改築・立て替え、一級建築士がご相談に乗ります
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